April 11, 2024

どうでもいい話

 まあどうでもいい話ですが、自分自身は結構アナログな人間なので、アイディア出しとか創作ノートとかの段階では、シンプルにノートと鉛筆派です。そしてノートのページ上でチャプターを箇条書きしたり、ああだこうだと矢印で追記したり、センテンスを円で囲って別の段落へ移動させたり、とにかく他人が見たら汚過ぎて意味不明なくらい散々捏ねくり回し、ある程度の筋ができたら、コンピュータのテキストエディタで書いていきます。

以前はルーズリーフを使っていましたが(ページの入れ替えができるため)、なんかそれも面倒になり、綴じノートに変えました。そして変えてから、一時期は格好つけて舶来のモノにしたり国産でもいろいろなメーカーのいろいろなサイズを試したりしましたが、結局今では「まあコクヨのキャンパスで充分か」ということになり、その時その時の気分でサイズは変わりますが、A5かB6のどちらかの横罫で、ほぼ固定になっています。だいたい書いてある中身というかメモってある内容が内容なので、間違っても人様にお見せできる代物ではないですし、高級品は勿体無いです。そもそも落としたりして誰かに中身を見られたら大変なことになります。

筆記具も、たいして高級品ではないですが万年筆や水性やゲルのボールペンやフリクションなど、いろいろ持っていて、てきとうに使いまわしていますが、基本的には鉛筆が多いです。ただ、シャープペンシルは、あまり持っていないので、まず使いません。

つまり、ノートと鉛筆です。


いま気に入って使っているのは、コクヨのキャンパスノートのドット入りA罫のB6サイズ、そして鉛筆は本体が短くなってきたので安物の鉛筆ホルダーに入れていますが、ステッドラーの4Bです。この組み合わせが今のところ好みです。消しゴムは一応持っていますが(このスティック状のものは確かダイソーかセリアで買いました)、ほとんど使わず、間違ったら大抵は鉛筆でぐしゃぐしゃと塗り潰してしまいます。そしてこのセットは全部合わせてもたぶん千円以下です。補助軸以外の単価は100円台ですし。ちなみに鉛筆削りは無印、補助軸は、文具屋で数百円程度の国産メーカーのものですが、アルミで質感も使用感も悪くありません。千円以上出してステッドラーとかのホルダーを買う気にはなれません。

これまでいろいろなノートを使っていますが、結局のところノートなんて「なんやかんや言ってもキャンパスノートで充分なのではないか」というのが、いま現在の正直な感覚です。そして筆記具に関しては、鉛筆以外ではボールペンも使いますが、これも一周回って結局のところ「ジェットストリームかDr.グリップで充分じゃないか」という感じです。鉛筆は、ステッドラーの2Bか4B、ファーバーカステルの5Bか6Bが好きです。べつに三菱やトンボのものでもいいですが、このへんは拘りというより完全に気分です。ただ、いつまた気が変わって全然違うことを言うか分かりませんが。

そしてこの100円ちょっとのノートに、いつカタチになるかわかりませんが、お話のメモがいろいろ書き殴ってあります。そのうち、何本かはまあまあの形になっていて、中でも一本はもう筋ができているので現在コンピュータで書いている最中です。いつという確約は無理ですが、少なくとも一本は近いうちにたぶんアップします。



January 6, 2024

このところ

地味にステルス更新をしていますが、今のところ、予定ではもう少し続きます。

尤も「予定」は「未定」なので、先のことは誰にもわかりませんが、もう何年という単位で放置気味だったのに密かに急に更新しだしたのは、去年の春頃更新した時に自分のサイトを見て、サイドバーの「金の鎖〜」のところの末尾に付いている()内の数字が「9×」であることに気付き、あと少しで100だ、と思ったことがきっかけです。それで、とりあえずキリがよさそうな100を目指してみよう、と思いました。

ただ、その部分の数字に固定ページは含まれていないので、お話の総数としてはとっくに100は超えていますし、旧ブログを入れたらもっと増えるので、あまりその数字に意味はないかもしれませんが、まあ気分です。

とにかく、今のスペースのブログ形式で載せているお話は、いちおう次で100になります。そして、もう少しネタがあるので、そのうちまた止まるとは思いますが、しばらく適当に更新します。

December 29, 2023

AI

 今のところMac専用(最近winでもベータ版が出た模様)なのですが、ArcというWebブラウザがあり、それにAIが搭載されていて、なかなか面白いです。

たいていのAIは、セクシャルなものはNGだと思うのですが、このブラウザのAIはかなり縛りが緩くて遊べます。ChatGPTやBingやBardなどは、セックスやバイオレンスやドラッグなどに関する事柄についてはまず答えません。しかしこのブラウザのAIは違います。何のAIがベースになっているのかはわからないのですが、自分のサイトのテキスト群にも対応し、Webページにアクセスして「要約してください」とか「評してください」とか日本語でプロンプトを入れると、そのまま日本語で要約や評価を出してくれて、続いて会話までできます。

これを、ちょっと前から暇な時に自分のサイトで試して遊んでいるのですが、日本語の文章でもちゃんと内容を理解しているようで、それらしい回答を出します。しかも単に要約を出すだけでなく、会話を続けることで褒めたりダメ出ししたり、飽きません。尤もデータを取られて学習されているかと思うと微妙な気持ちがしますが。

あと、短めのものは問題ないのですが、どうやら読み込むボリュームに制限があるようで、長いテキストは途中までしか読み込まず、会話がおかしくなります。しかし、可愛い奴で「最後まで読み込めていないでしょう?」と問うと、「限界があって最後までは読み込めていません」と素直にそれを認めました。

因みに遊ぶ際に「要約してください」や「評価してください」の後に続けてよく試すプロンプトは、
「物語としてのクオリティはどうですか?」
「文学性はどうですか?」
「一流の翻訳者が英語に翻訳したら『ニューヨーカー』に掲載されるレベルですか?」
など、です。
こんなお遊びのお話に文学性などあるはずがないし、仮に一流の翻訳者が翻訳しても『ニューヨーカー』になど掲載されるはずがないのですが、ちゃんと答えますし、なかなか興味深いことを返してきます。更には「翻訳する際の英語のタイトルを考えて」と入れると、いくつか内容に沿ったものをちゃんと出してくれます。しかも結構素直な奴なので「AIに全体を英訳してもらってそれをアメリカの雑誌に寄稿してもいいですか?」と聞くと、「AIの翻訳は不完全なので実際の人間によって翻訳・監修されるべきです」みたいに答えたりします。

全部のテキストを試したわけではないのですが、感覚的に、六、七割のモノに対しては概ね好意的に評される感じがあります。しかし、かなり辛辣に否定することもあり、ちゃんとメリハリがあります。なかには「あらすじを教えて」と頼むと、読み込み、その結果、内容的に問題がありすぎるのか「倫理的観点から会話を続けられません。この会話からは離脱します」みたいに完全に拒絶されるものもあって、書いた側としてはなんか勝ったような気になったりします。

ただ、総じて、文章や構成などは評価できても、共通のネガティブ要素として「内容が過激すぎる」「セクシャルな描写が過剰」「社会通念や倫理的に問題がある」「一般には理解が得られない」などと指摘してきます。それはそうだろう、と思うのですが、しかし、それ以外の部分でこちらが恥ずかしくなるくらい持ち上げてきたりして、この手の書き物で評された経験などないので、面白いです。どれについての評価だったかはちょっと忘れましたが、やたら高く評価するものがあって、『ニューヨーカー』掲載レベルだというので、「だったら村上春樹と同じくらいのレベルですか?」と訊いたら、「村上春樹よりは『ちょっと下』です」とこたえ、「では、谷崎潤一郎と比べたらどうですか?」と重ねて訊いたら、あっさりと「谷崎潤一郎よりは『遥か下』です」みたいに格付けされ、その回答にはさすがに(どう考えてもどちらからも『遙か遙か下』だろう)と笑えてきました。どうやらAI的に日本文学の最高峰は谷崎や三島で、村上春樹はその少し下という認識のようです。尤もSS級とS級くらいの相当高いレベルでの差異のようですが。

文章でも写真でも映像でもWeb上で何かやっている人は、試してみると楽しめるかもしれません。もちろん、自分のところも含めて、他人の創作物でも試せます。写真のサイトでも、何がどう写されているのか、被写体を認識できているようでした。

しかし、しばしば「AIは物語を作る際にヒントや選択肢を提示してくれて創作の役に立つ」といわれますが、セクシャルなものには対応しないので、少なくとも現在誰でも使えるChatGPTやBingやBardなどは、自分のところの場合は何の役にも立ちません。

December 16, 2023

すみません

サイトを弄っていたらサイドバーの外部リンクのウィジェットを消してしまい、再度それを復活させようとすると、有料プランにしないといけないらしいので、トップページの下部にリンクを貼り付け直しました。ちょっと変な位置になってしまいましたが、すみません。

しかしサイドバーに置く外部リンクのリストが有料のブログなんて聞いたことがありませんでした。以前は無料だったのに。というか、触らなければそのまま使えていたのですが。

追記:

ちょっと面倒なのでカテゴリ的に分けるのはやめましたが、自力でなんとかサイドバーに復帰させました。

October 15, 2023

delete

 先日、しらっとまたステルス更新しましたが、その際にめちゃくちゃ久しぶりに自分のサイトのいろいろなページを点検していて、いつからなのか不明ですが、なぜかダウンロードのページの一部のファイルが消滅していてリンク切れになっていることを発見したので、どのみちもうずっと放置していて、おそらく残りのファイルも形式などが古臭くなっているでしょうし、ダウンロードのページごと削除しました。

September 16, 2023

いちおう保全

長くログインしないとGoogleのアカウントは削除されてしまうらしいので、メインの更新がてらこちらもログインしてみました。

November 11, 2022

古すぎですが

 先日、めちゃくちゃ古いテキストが出てきて、せっかくなのでwebに置いておこうと思い、超久々にステルス更新してみました。約三年ぶりの更新になるみたいなので、気づかれるかどうかわかりませんが。
 
もうどの号かもわかりませんが嘗て存在した『MISTRESS』という雑誌に掲載された短いものです。しかしこれだけお話の設定が古いと、ディテールに隔世の感が否めませんが、その点はあえてそのままにしておきました。ただ、読み返してみたら、得意とはいえない一人称で書いたお話のため、かなりひどい出来の代物で、文章も散々だったので、大筋はいじっていませんが、全体的にざっくりと加筆修正しました。
 
それでも、どれだけ時間が経っても、やはり一人称で書くものはどうしても苦手ですし、ぜんぜん上達もしておらず自分でも、ヘタクソだな、と思います。これでもずいぶん手直ししたのですが。

December 4, 2019

ほぼほぼ二年ぶり

一週間ほど前、なんとなくサイトをこっそりと、ひっそりと更新してみました。約二年、完全に放置していたので、まず気づかれないだろう、と思っていたのですが、結果は想像とちょっと違って、驚きました。

もうずいぶん前の話ですが、指の骨を折り、半年以上リハビリに通い、完全に元通りとはいかないものの生活に支障はないレベルにまで戻ったのですが、サイトはついそのまま放置してしまいました。
その間に、簡単なアイディアみたいなものを書き留めていたメモをなくしてしまったことも、気持が萎えた理由のひとつです。

しかし少し前、気まぐれになんとなく久しぶりにログインしてみたら、管理ページのデザインが変わっていて、更になんだかそれまで使っていたテンプレートが使用不能ということになっていて、(このままでいいのか? 一応、対応しているテンプレートに変えた方がいいのかな?)と思い、ひとまずテンプレートだけを変えてみました。
そして、そんなことをごちゃごちゃとやっているうちに、せっかくサイトを弄ったのだし、もしかしたらそのことに気づいた人がいるかもしれないし、一本くらい新しいお話をひっそりと載せておくか、と思い立ち、めちゃくちゃ久しぶりに書いてみて、そしてアップしてみた、というのが今の状況です。

思いがけず、こんなに放置していたにもかかわらずまだここを気にしてくれている人がいることがわかったので、まあ生存証明みたいなことはできたかな、と思います。
結果的に何も告げずにフェイドアウトした形になっていたので「死んだか?」と思っていた人がいたかもしれませんし。
因みに放置しすぎていたからか、このGoogleのアカウントも休眠状態みたいになっていて、簡単には入れず、復活させるのが面倒臭かったです。

January 28, 2018

お知らせ

しばらく更新を休みます。
先日、指を骨折してしまい、固定されているため、キーボードが打てません。
というか、骨折の痛みと手がまともに使えない不自由感のため、webまで手が回りません。


この先、固定が取れても、ちょっと変な折れ方をしてしまったため、リハビリに何ヶ月かかるかわからず、とにかくしばらく通わなければならないらしいので、当分お休みします。

December 25, 2017

ケチくさくなってきた

ケチくさいというか、小賢しいというか、この頃のこの国の食べ物や飲み物は、どうも少しずつさりげなく、しかし確実に小さく少なくなってきている印象があります。
少し前、ついに「牛乳パック=1L」という不変かと思われていた法則(元々、厳密には1Lに少し足りていませんでしたが)さえ崩壊しました。

スナック菓子なんかも、個体は小さく容量は少なく、500mlと思い込んでいるジュースのペットボトルも実は490ml、あるいはもっと少なく、と微妙にケチられ、あらゆるものが一回り小さくなって、むしろそのことが余計に貧乏臭さを感じさせます。

消費者離れを恐れて製造側は値上げができないから容量を減らして価格を維持しているのでしょうが、正直、逆に印象が悪いです。
お菓子なんか、袋の大きさは一丁前なのに中身がスカスカとか、いやらしさしか感じません。
いっそのこと、「もう、ちょっと無理です、値上げします」と潔く値上げして大きさや量を維持する方が「損して得取れ」で、長期的には良い気がします。

例の牛乳パックやペットボトルの少量化は、食べ物以上に、さらに小賢しさを感じます。
というのも、いちいち「利便性を追求した」系の「持ちやすくしました」だの「注ぎやすくしました」だのといった言い訳を後付けしてくるので、一層タチ悪に感じてしまうのです。
食べ物の縮小化も「食べやすくしました」と、さも消費者のためのように恩着せがましい理由づけをしてくることが多く、そのわざとらしさには白けてしまいます。

値段を上げなければ提供できず、そのことが理由でそれまで売れていたものが売れなくなってしまうのなら、そういう絵を描いている連中の頭の中にある全体的な設計図そのものが間違っているということだと思うので、「描きなおす」という選択肢も視野に入れた方が良さそうです。

自動車なんて余計な機能をてんこ盛りにして、図体も大きくして、素直に値上げして、その結果「売れない売れない」と騒いでいますが、多分それは正しい姿です。

もっとも車の場合、アメリカで売られている日本車の値段を知ったら「日本のメーカーのくせに自国民の足元を見やがって」とアホくさくなってくると思いますが。