June 10, 2011

暑いのか寒いのか

例年より早く梅雨入りしたと思ったら、最初だけで後はなかなか雨が降らず、気温も高いのか低いのかよくわからず、日替わりで暑いなと感じたり寒いなと感じたり、なんだか妙な気候に感じます。
昼間は暑いくらいでも夜になると涼しいというより寒かったり、しかし日によっては日が落ちてからも蒸し暑さが続くこともあったり、気を抜くと体調を崩しそうです。
今夜なんかは風呂から出た後、暑くて団扇でパタパタと煽っていましたが、窓を閉めないと涼し過ぎる日もあったり、よくわかりません。

そうはいっても、いつのまにかもう六月ですし、梅雨入りしているということは、とっくに春は去ったということでもあり、となると、「五月晴れ! みたいな爽やかな日ってあったかな?」という疑問がふと浮かびます。
確かに、桜が咲いた頃は、一気に春めいて気持良く晴れた日はありましたし、まあ爽やかだった気はしますが、それでもそんな奇蹟のような時期はあっという間に去っていってしまった感があります。

もっとも感覚的に三月は春といってもまだ寒くてどちらかというと冬のテリトリーで、四月がようやく春で、五月はもう初夏で、六月は梅雨、そして七月と八月は一気に真夏、という感じだと思うので、もともと春ってかなり短い印象はあるのですが、今年は三月に起きた例の未曾有の大惨事のせいで、被災した人もしていない人も呑気に春を楽しめるムードではなかったため、ふと気づいたらもう夏がそこまで来てるじゃないか、という状態のような気もします。

しかしあれから三ヶ月経っても、未だに余震みたいなものは続き、瓦礫の多くは片付いておらず、原発もぶっ壊れたまま放射性物質を垂れ流し続けているらしいということを考えると、この三ヶ月で何がどう進んだのか、と感じるのと同時に、なんとなくこの先の三ヶ月後もそんなに状況は変わっていないのではないか、という気がしてきます。

そして別に震災とは直接関係ないのですが、少しでも日本全体の気分を楽にさせるためにも、今年の夏は去年のような酷暑にならないことを祈りたいです。
あと、できれば台風も、発生するなというのは無理ですが、上陸しないでもらいたいです。
ただでさえ精神的に参ってしまっている感の強い今年の日本に去年のような狂った猛暑や大型台風が襲いかかってきたら、湿度は簡単に人をおかしくさせるので、危ない人間とか出てきそうですし、ちょっと怖いです。
あまり雨が多いのも問題がありそうですが、湿度がマックスの去年のような夏よりは、一昨年のような、八月になっても梅雨が明けずいつのまにか夏が終わってしまった、みたいな夏が、今年はちょうどいい気がします。
最近ではもはや強迫に近いような印象すら受ける節電ムードでエアコンも堂々と使えない雰囲気ですし、特に被災地や壊れた原発が湿気と酷暑と更に台風のトリプル攻撃に晒されたら、ひどいことになりそうです。

2 comments:

Anonymous said...

御説の通りです。今年の夏も昨年のように蒸し暑くなると、被災地の食中毒だけでなく、都市部での問題行動を起こす輩まで心配しないといけませんね。でも、小説の題材になるかもしれませんよ

n.k said...

確かに食中毒とか直接的な影響は怖いですが、この頃は世間的に影響力を持つような人までもが「日本人よ怒れ」みたいに堂々とアジってますし、もう既に大規模なデモとか今の風潮は微妙に危険で不気味で、このままくそ暑い夏になることを想像するとちょっと心配ですね。個人的には今こそ安易に怒らず冷静になった方がいいと感じています。